2021.04.26
一週間ぶりの水戸本部道場にての稽古だ。
小美玉道場では指導しかしてないので、体も鈍るため水戸本部に行ける時はなるべく行って稽古させてもらうようにしている。
まーここに来ても後輩や子供達を見てると、つい声をかけてしまうが。
今じゃもう根っからの指導者気質のようだ。
最近は水戸も道場生が増えて、こんな状況だが喜ばしいことだ。
ふと20年ぐらい前の水戸道場を思い出す。
続けるも辞めるも本人次第。
強いものだけ残ればいい。
そんな風潮な時代だった(そういうわけではないでしょうが)
ひたすら長い移動稽古。
30人近くいる道場生の中、全員号令で終盤にでも一人号令をとちれば、また最初からやり直し。
真夏日の稽古にこれをやられると、反吐がでそうになる。
とにかく量をこなされた。
号令をとちった後輩はというと・・・・想像にまかせます(笑)
とにかく根性論が当たり前の時代だった・・・・・・
これをこなせば強くなれるんだ。
辛いし怖いし痛いがそう言い聞かせながら、頑張ってきた。(若かったしな~何より元気でした。上の写真は2000年前後かな)
塩田が指導をする予定だったみたいだが、急遽来れなくなったらしい。
笹沼さん、お願いしますよ。
菅井に言われた。
えっ?
突然言われたので何をやろうか基本稽古の時考えてた。
特に少年部は稽古時間が30分短い。
まーいきなりここで私が指導したからといって身になるわけでもないが。
少しでもみなにきっかけを与えられれる稽古をしないとなと思った。
基本を見ていて感じたことを、次の指導にやってみるかと考えが固まった。
菅井も合同稽古の動画を見て言っていた。
他の道場と比べてみても、声が小さく技にキレがないと。
移動稽古はシンプルに多くても2挙動までとし、号令は少しゆっくりめでいいので立ち方、技の出し方を意識してもらった。
早くやると立ち方は技の出し方が、雑になりがちだ。
そして握り。
上級者でも悪いクセがついてるものがいて、握りが甘いのには目がつく。
何度も前から言ってはいたのだが、自分ではおそらくできているつもりではいるのだろう。
昔は指導で前に出ている時も常に自分の姿を見ながら稽古していた。(すぐ右壁に等身大の鏡があったが、組手の時誰かが割っちゃった・・・・)
人に言って、自分で出来てないのは言語道断だからだ。
私は自分の姿を見て分かっているんだが、出来てない(笑)
白帯と子供達を前にだし、組手の立ち方、突きの出し方、足運びを稽古した。
これも他道場と比べても、かなり遅れを取っている。
安全面を考えてもキチンとした組手の基本を覚えてほしい。
構えた位置に突いたら戻す。
真っすぐ突く。
こんな他愛のないことでも、なかなか難しい。
まずはこれだけ。
大人たちの稽古は軽い組手立ちの移動と平安その2の最初を分解しての約束組手。
攻撃側:上段突き
受け側:上段受けして鉄槌
攻撃側:上段突き
受け側:上段逆受けして上げ突き~下段へ裏拳~投げ
慣れない稽古なのでみな戸惑っていた。
少しでも引き出しが増えてくれればと思う。
こんな稽古は現役選手時代は、考えられなかった。
ミット打ちに組手。そしてウエイトトレ。
ひたすら実践稽古(大会用)に打ち込んだ。
当時は肉体的には今よりはるかに強かった。
しかし皮肉なことに、今の方が技術や考え方は上だ。
当たり前だが。
現役を退いてからは、色々と思考錯誤している。
総合格闘技をやろうとは思わないが、色々と取り入れたいとは思っている。
他の空手流派や格闘技は非常に勉強になる。
また菅井さんに機会を与えてくれるまで、稽古法を研究したいと思う。
自分が不器用な分、自分に似た人の架け橋になれるように・・・・・・
そして強くなりたい。
そこだけは入門当初から変わらない。
いつの写真なんだ。
私は30歳頃だと思う。
後輩の古徳くんの写真を拝借した。
懐かしい。
この頃はこの連中と毎日殴り合ってたっけ。
いくら殴られても、おーイテェぐらいで済んでたんだけど。
今じゃちょっと調子こむと、2、3日動けなくなる(笑)
ちなみに右から2番目の方は馬場さんといって、【うなぎ量深】という鰻屋を笠間の稲荷神社付近で営んでいる。
空手も料理も一流な方だ。&ひょうきんでおもしろく明るい、私好みの人です(笑)
https://www.facebook.com/Ryosin88