2021.05.10
最近、またコロナでイベントごとが中止になることをよく聞く。
ある空手の大会も中止、または順延になったようだ。
こんな状態でオリンピックは開催できるのだろうか。
正直、私はオリンピックの開催は反対派だ。
こんな状態で開催するのは危険ではないのか。
選手はみな万全の体制でくるのは分かる。
しかし文化も習慣も違う多くの国から多くの人たちが集まる。
全ての人がルールを守り秩序正しく行動する保証はない。
日本だって今の状況ですら、業種によってはかなりの打撃を受けている。
開催してもしなくても今後オリンピックという世界規模な祭典は変革していくのでは・・・・・
今日は準備運動からの指導を任された。
いつものことながら思うがみなの前に立つと20人近くいる人数に、こんな状況の中ありがたく思う。
これも菅井責任者の努力の賜物である。
昔の勢いのあった本部の匂いを思い出す。
必死になってやっていたあの頃を。
今は半分が子供だが、それでもみなのやる気がうかがえる。
前に出て見ると、改めて感じた。
徐々にみなの気持ちが一体化してきたのだろう。
私も先輩方にもらった熱気を伝えられるような指導を志したい。
前回に引き続き、組手の基本の稽古を。
足運びと構えの重要性を指導した。
スイッチの足運びには戸惑っている子もいたが、最初は見様見真似でなんとなくでいいと思う。
構えに関しては、今の自分の構えを最後まで崩さないという約束のもと、突きや移動を繰り返した。
とにかく繰り返し行うことと、必死にやるというのを念頭において稽古すれば実になってくるはずだ。
少年部終了後、一般部には廻し受けを使った稽古を。
まずはいつも組手でやっている突きと蹴りを廻し受けした。
回し受けといっても、ちょっと受け方を変えると相手の方向を色々な角度でコントロールできる。
その後は突きからの攻撃を外受けして相手に密着しての崩しをやった。
正直、私は受けからの攻撃が多い。(まっ空手ってそういうものか)
なので大会では判定にもつれ込むと印象が悪く、あまりダメージもないのに負ける時は、つまらない負け方をしていた。
攻撃の積極性や手数がすくないからであろう。
とにかく防御からの攻撃を好む。
よって後手後手だ(笑)
受けから相手を崩すのが本来もった空手なのではないかと勝手に解釈してしまうほどだ。
以前、世界大会出場前に桝田師範から直々に受けを指導してもらったことがある。
当時若かった私は習得がなかなかうまくいかず、それを見かねた師範は何も言わなくなってしまった。
後日、話をすると今の私の状態が悪くなってしまうからと言われた。
そう受けをあまりにも意識しすぎてしまうので、攻撃のバランスがちぐはぐになってしまったようだ。
そこまで受けに対して無頓着に不器用だった私が、今はこのような考えだ。
やはり年齢を重ねての変化は大きい。
決してネガティブな考えではない。
前向きに年齢と自分に応じた空手を探っていきたい。