2023.05.31
我々が空手や自分の好きなことに没頭したり努力出来るのも、平和があってこそだ。
最近は目の前に戦争が迫っているような気がしてならない。
ウクライナとロシアの戦争もそうだが日本にも近い未来、戦争が起こりそうな感じがしてやまない。
いや巻き込まれる可能性はかなり大きいのではないだろうか。
台湾有事がそうだ。
色々な情報が飛び交う。
今なら勝てるそうだが数年後は分からんとか。
自衛隊の方が強いとか・・・・・マジすか?
ある戦争映画【プライベート・ライアン】を見て思う。
90年代の映画であそこまでリアリティに描いた作品もなかなかないだろう。(ていうか戦争に行ってないから分からないが)
さすがはスピルバーグ。
今だこの作品を超える戦争映画はあるのだろうかぐらい、今見ても凄まじい作品だ。
映画館で最初から最後まで息抜きなどできなかったのが記憶にある。
第二次世界大戦中、3人の兄弟を戦争で失った母親の元に末っ子のライアンを母国に返すため、8人の兵士が命を懸けてライアン探しの任務を遂行するお話。
冒頭の30分は有名なノルマンディー上陸作戦。
またこれがリアルかつ生々しい。
そこには映画でのカッコよさなど微塵もない。
ただ血や肉片が飛び散り、阿鼻叫喚の地獄絵図。
何の戦果を挙げず、上陸もままならぬ状態で死んでいく兵士たちもいる。
生き残っても一時の生に浸る間もなく、次の戦場へと向かっていく。
まさに戦場とはそういったものであろう。
そう人と人が殺しあう狂気の世界だ。
なぜこうも文明が発達したのにも関わらず、戦争がおきてしまうのだろうか。
人間の欲望や利害の不一致、意見や信仰の相違、政治や経済の状況などが、戦争の原因となることが多いと言われている。
紀元前の何もない頃なんかは、食料の確保のため狩場や農地を巡り、ただただ生きるための争いだった。
今で言えば、ちょっとした隣町の小競り合いだったと思う。(まあそれでも命がけだったと思うが)
だが現代は国への不満、異なる民族や宗教絡み、国家繁栄のため、他国を侵略し領土を広げようとしている侵略行為などが国VS国の大規模な戦争へと発展してしまっている。
経済が発達し貧富の差や統治権力が生まれ、戦争は国VS国の色彩を強めました。
農耕の発達⇒農作物や富や金の蓄積⇒貧富の発生⇒他の集団から富を守るために統治権力設立⇒統治権力が兵を組織
そして近代における火器などの銃器、戦車、戦闘機、ミサイル、核爆弾などの発達は戦争を決定的に大きくしました。
近距離の戦いから遠距離になり、今ではドローンなどの無人での攻撃も可能になり、まるでゲームのような戦争に変化しました。
銃やミサイルは引き金を引けば強力な殺傷力がだれにでも簡単に実現できてしまうのが恐ろしいです。
戦争は人類の歴史において常に存在してます。
その結果は多くの犠牲や苦しみ、憎しみをもたらしてきました。
こうしてみると、戦争や紛争は一般的に国家や集団が起こすが、その根本には人間個々の欲求や心理が深く関係していることもわかります。
いつの世も人々が争う理由は決まっていて、いかにその理由の生まれる状況を回避するか、国の政治家や国民が意識していかなければならないと感じます。(今の政府はあてにならんが)
日本において、もし戦争が起こるとしたらどういう状況なのか。
戦争をしてまで、得ようとしているものは何なのか。
刻々と状況が変わる中、平和ボケしていては見えてこないものもあります。
いつの間にか戦争に巻き込まれていたでは済まされないからこそ、少しずつでも、いま何が起きているのかを知ろうとすることの大切さを実感します。
いつか戦争のない、そんな世の中を願って。
争うなら、いや競いあいましょうよスポーツあたりで。
なんでもありじゃ(殺し合い)権力者に敵わんもん、ずるくね?
なんのためにオリンピックあるねん・・・・・・・・