2023.03.15
空手は他のスポーツより格闘技という点から見ると、ケガも多く、そして大げさだが勝利するには相手を破壊して決まるので、非常に危険なスポーツだ。
まあ元来、武道なので当たり前か・・・・・
なので組手稽古には細心の注意を払う。
道場では子供がほとんどのため組手になると、それこそ私は神経質になる。
突く蹴るといった極々単純な人間の闘争本能の持つ技がメインのため、攻撃はどんな初心者でも出来る。
まあ形だけが・・・・・・
しかし防御となるとわけが違う。
痛みを伴わないと、なかなか身につかない。
本気で殴られ、痛いと感じなければ受け(防御)の重要性が理解できない。
安全に理解させるには、なかなか難しいところだ。
個人の感覚の問題であり、性格、体の強さもみな違うからだ。
そして大会に出るとなると、これまたわけが違う。
私の経験上、技術・スタミナ・パワーとどれももちろん大事だが、一番大事なことは必死の力、そう必死力ではないだろうか。
必死とは、死を決してなすことや全力を尽くすこと。
私は道場生に必死の力をださせるために、個人の目標や動機を明確にさせている。
それが分かれば、その目標に向かって一生懸命にやる、全力でやる。
普段の地道な稽古から妥協することなく、弱い自分と向き合い稽古に没頭する。
そんな無骨な、そして昭和的なレトロな泥臭い気構えが必要だと実感している。
子供のやる気を引き出すためには、声かけが重要だと私は思う。
ただし、注意や命令だけではなく、質問や励ましの形で声かけすることも大事だ。
そして適度なストレスや刺激も必要なってくる。
そうすることによって、子供の好奇心や成長意欲を高めることができる。
ただし、無理強いしたり過度な期待やプレッシャーをかけたりしないよう注意も必要だ。
少しずつだが、自覚し変化してきている。
そういう意味では試合という目標は、道場生にとっては大事な場面のひとつではないだろうか。
他の道場生にも一度は体験してもらいたい。
必ずのちの人生に役立つと思う。
昇級したので写真撮影するぞ~
後輩に教えさせてます。これも勉強です。
カオルも青帯になったので、初の組手稽古しました。
実力が拮抗している二人です。