2023.06.28

呼吸は誰しも生きていく上では大切だ。

フィジカルが弱かった私は、呼吸も大事な要素のひとつだった。

スタミナにいつも不安があった私は、稽古量が足りないからだといつも思っていた。

まだ駆け出しの頃の稽古はビックミットを2分×10Rをほぼ毎日こなしたのに、試合に出てもヘロヘロで動けず、なんでなんだと嘆く日々を過ごした。

そして月日が経ちただがむしゃらにやっても、試合と稽古では全く別ものなのではと考えるようになった。

それもそのはずだ。

ミットはあくまで自分だけのペース。

やってるようでどこかでリミットをかけてるのだろう。

しかし試合になると相手がいるのだ。

しかも格上となると主導権を相手に当然のごとく握られる。

そうなっては稽古で培った自分勝手な体力など、すぐに無くなってしまう。

そんなことに気づくまで3年ぐらいは根性、根性、ど根性のような稽古しかしてこなかった。

とにかく体力続く限り無我夢中で突き蹴りを出す。

ただそれ一点だった。

まあある意味そういう稽古も大事だったのだろうが・・・・・・・

とにかく呼吸(スタミナ)を考えて試合に臨むようになった。

 

 【呼吸過多】

聞いたことあるだろうか?

要は読んで字のごとく呼吸が多すぎるということだ。

えっ呼吸はたくさんしたほうがいいんじゃね?と私は思っていた。

だって深呼吸だってたくさん吸い込むし~そうやって教えてるし~

一 日 に 摂取 する水や食べ物の適正量があるように、呼吸にも理想的な量があり、食べすぎが健康を害する のと 同じように、呼吸のしすぎは体に悪いらしい。

そして慢性的な呼吸過多にはあらゆる健康状態の悪化につながるのだそうだ。

じゃどうするの?

そう呼吸の仕方、正しい呼吸が健康になり、そしてスタミナが強化されるのではないかと考えた。

 

呼吸法には胸式呼吸と腹式呼吸の二種類に大きく分けられる。

肺の周りの筋肉を使い、肋骨を広げることにより肺を膨らませる呼吸法が胸式呼吸で、肺の下にある横隔膜を使って肺を膨らませる呼吸法が腹式呼吸だ。

腹式呼吸がひたすらいいんだと認識していた私だが、これもまた誤解があるようだ。

呼吸とは自律神経にも関わりがあるようだ。

腹式呼吸だけでは、内臓を動かし自律神経である副交感神経を刺激して身体を回復モードに導いてしまい、日中活動するときに体の活動と回復のリズムが狂ってしまうためだ。

逆に胸式呼吸は交換神経を高めるためには必要な呼吸法だ。

また胸式呼吸は主に「横隔膜」と「外肋間筋」の筋肉を使うため、肺活量アップや脂肪燃焼効果、胃腸の働きが良くなるなど、さまざまな効果がある。

このように両方使い分けるのが大事だということが分かった。

 

正しい 呼吸法を意識せずに自然に行えるようになれ ば、激しい運動をしているときも集中力を 保てるようになる。

科学的な見解も大事なのだと考えさせられた。

呼吸も意識次第で色々な意味で飛躍もすれば改善もするのだ。

まだまだ知識は乏しいが、また勉強し深堀していきたい。

常に使っている深呼吸ひとつ取ってみても奥が深い。

深呼吸も吸うより吐くことのほうが重要らしい。

まずは正しい呼吸法を習得し、日常からも意識するところから始めてみたい。

 

小美玉地区道場
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