2023.1直観的思考と論理的思考。
【ドラゴン桜】というドラマで阿部寛が生徒の父兄に言っていた言葉だ。
高校生の受験の話だが、このテーマはうちの子供たちにも当然、当てはまるな~と共感した。
子どもは一般的に7~11歳くらいの間に直感的思考から論理的思考に移っていくと考えられているそうです。
確かに見ていると小学生のほとんどは直観的思考です。
論理的思考など、逆に珍しいぐらいだ。
直観的思考とは、判断や推理に頼らず、物事の本質を直感的にとらえることです。
論理的思考は物事を結論と根拠に分け、その論理的なつながりを捉えながら物事を理解する思考法です。
特に男の子は直観的な思考・行動が多い。
同じ学年でも女の子のほうが早めに論理的思考になっていることが多いと思う。
成長は女の子の方が早いんだろうなと見ていても感じる。
男の子が女の子に追いつくのは高校生あたりからなのか?
自分が小学生の頃、だから女の子には口では勝てないとよく思ったものだ。
直感的思考は、感覚や経験に基づいた素早い判断だ。
特徴として感情や感覚に頼る傾向があり、動くことに関しては特段優れているのではないだろうか。
その反面、正確性や論理的な根拠が不足している事が多く口頭は苦手だ。
そのため直感的思考は主観的であり、個人の経験や感情に左右されるよいう欠点がある。
一方、論理的思考は、論理的な原則や証拠に基づいて問題を分析し判断するの得意だ。
論理的思考は客観的で、事実やデータに基づいて意思決定を行うため、正確性と信頼性が高いといえる。
しかし論理的思考には情報を集め、分析するための手間が必要であり頭が考えてばかりでデータでしか物事を捉えられない。
このように直観的思考と論理的思考は、どちらも良い点悪い点とある。
適切な状況において、両方の思考を使い分けるのがベストということか。
子供がここまで緻密な考えを持つことなんて、まずないだろうが・・・・・
まあ分けてみるなら運動バカとガリベンと言ったところか(笑)
では直観的思考はみなあるとしてならば、論理的思考を身に着けるとどのようなメリットがあるのか。
説得力が身につく
相手の気持ち・考えを理解できる
まあ調べてみるといいことづくめではないか。
これなら子供たちにもさっそく身に着けてはもらいたい。
それには以下の5つの力が必要らしい。
相手の気持ち・考えを理解できる「共感する力」
物事を比較分析して「考察する力」
知識や体験の引き出しから自由に出し入れして関連づけて判断し課題を「解決する力」
筋道を立てて「論述する力」
豊かな「発想力」
そしてこのような方法があるそうだ。
・自由形式で質問をする
・創造的なことをする
・論理的推論を奨励する
・好奇心を刺激する
・情報を評価するように訓練する
・ゲームやパズルをする
・興味のある活動する
・問題解決を奨励する
・失敗を学習の機会として受け入れる
まあ今まで通りでいいことだと思う。
子どもは、日常生活や遊びを通して「集中力」や「思考力」「観察力」「記憶力」「想像力」を身につけていきます。
それならば論理的思考になるまでどれだけ待てばいいのか。
私の思うところ大人を見ても直観的な人間は非常に多い。
私の周りで50過ぎてもそんな奴ザラにいる。
ていうかほとんどだ。
まあまあ昭和生まれなんて、そんなもんか~そういう時代だったからな(笑)
まあバカな大人はさておき、子供たちならどうすればいいか。
待つばかりでは成長速度も個々に違うし、環境によってはなかなか変化するには時間がかかるだろう。
そこで小美玉道場ではこのようなことを重視している。
・人をバカにしない
・みなそれぞれが違うことを理解する
・団体で動いていることを忘れない
・疑問や分からないことはキチンと話をする
・メリハリをつける
・質問されたら即答する(これは訓練的にです)
といった感じだ。
この他、論理的思考を促すことは稽古中にちりばめている。
私は直観的思考と論理的思考は密接な関係で、成り立っていると思う。
だから両方が大事であって、偏りがあればバランスよくなればいいのだと思う。
私も直観的思考が強いので、子供たちと一緒に論理的思考を鍛え上げたい。