2024.02.07
【痛みに弱い子供たち】
最近の子は我々の頃に比べると痛みにめっぽう弱く見える。
ミットを打って拳や足の皮が剥けたぐらいで、稽古から離脱してしまう。
私たちが子供の頃など擦り傷など当たり前だった。
傷だらけで遊び回っていたものだ。
ていうか膝小僧がキレイな子供などいなかった。
多少のケガなど言ってもコーチは聞く耳持たなかった。
両親などには根性がないからだと一蹴された(笑)
まあまあこれは昭和の極端な時代背景の一部だが・・・・・・・
最近の子供たちはめっきり外遊びが減ったというが、実際そうなんだろうか?
うちの近所にある公園では夕方は子供たちで賑わっている。(道場もこの公園の中です)
時折、私に元気な声で挨拶する小学生も少なくない。
「おいっす」と私も声を返す。
ただ明らかに昔よりは外で遊ぶという行動自体の絶対量は少ないのかもしれない。
子供は痛みに弱いということ対して、単純な答えはないでしょう。
子供の痛みの感じ方は個人差が非常に大きく、時代によって一概に比較することはできない。
生活環境の変化が一番の要因ではないか。
近年、子供の生活環境は大きく変化しており、外遊びや運動量が減っている傾向はやはりあるそうだ。
そして運動不足は、痛みに対する抵抗力を弱める可能性があると言われている。
ネットやスマホの情報過多も原因のひとつだ。
痛みに関する情報も容易に手に入り、痛みへの恐怖心や不安を増してしまう可能性があります。
一昔前と比べて、親が子供を過度に保護する傾向が強くなっているのではないだろうか。
今は便利な世の中だ。
そして選択の幅がインターネットやITの進化により広がっている。
我々大人だって、今や時代に翻弄されているのだ。
便利すぎるからこそ、時にはアナログに戻ることも必要だと感じる。
そのためにはデジタルで仕事やプライベートを効率化し、余った時間は自身の体を甘やかせず動かした方が老後も健康に暮らせるのではないだろうか。
まずは大人たちが見本になって、子供たちに体を動かすこの大事さを教えてあげたい。
決してみな空手をやりたくて来ている子供たちばかりではないだろう。
でも私は空手や武道を通して運動する大切さ、そして運動を続けることによって健康になる大切さを伝えていきたい。
運動を続ければ、必然的に痛みにも自然と強くなるのでは。
まあ空手は痛みにも勝手に強くなるけどね。
だから子供たちよ、痛みに負けるな~