2022.12.21

あなたが本気でやりたいことは何ですか?

こう聞かれてパッと答えられる人はどれだけいるだろうか?

もしくはもうすでにやっているのだろうか?

よくやりたいことがないなど聞きます。

若い人も多いが、老後は暇だからどうしようなどと、我々50代からもそんな話を耳にします。

そう人生とは自分のやりたいこと見つけることのような気がします。

私の父親はずっと飲食業をやって生計を立てていました。

だから自分もなどとというお約束なわけでは決してありませんでした。

むしろ飲食業、夜の商売には絶対つきたくないとさえ思っていたほどです。

理由は単純です。

兄弟のいない一人っ子の私は、両親が飲食店を経営していたので、夜はいつも一人で過ごしていました。

ただ寂しい思いをしたので、自分が家庭を持った時は自分の子供には同じ思いをさせたくない。

だから夜関係の仕事はやりたくないと子供ながらに、ずっと思っていたのです。

しかし【蛙の子は蛙】

学歴のない私は手に職をつけなくてはダメだと父から強引に飲食店に入れられました。

まだ20歳そこそこの私はそんな父には逆らえず、嫌々飲食業を続けていた苦い思いの記憶が蘇ります。

そんなある日、私が24歳の時、父は50歳にして事故で亡くなってしまいました。

自分はあまり意識はないのですが、当時の友達にはあの時のおまえはおかしかったと言われました。

天涯孤独になってしまったからなのか、なにか自暴自棄になっていたのかもしれません。

 

正直、仕事をやり始めてからは酒、タバコに入り浸っていました。

仕事も好きでついた職業(飲食業)でもなく、お金を稼ぐには致し方なくやっていただけでなんの意味も見いだせずダラダラと生活を送っていました。

ただ生きるためにお金をあまり好きでもない仕事で稼いで、そのお金で酒・タバコでダラダラと遊ぶ毎日。

みんなが当たり前のようにすることをただただ当たり前のようにして、死んでくんだろうな~

俺、こんなんじゃダメじゃね?と思いながらも・・・・・・・・

そんな時、極真空手と出会ったのです。

ちょっと年上で気があったアルバイトの方の人生経験を飲みながら聞いていた時に、極真カラテの話を聞きました。

その方は見た目空手なんかに縁のないような人だったので意外でした。

当初は、あ~あのケンカみたいな空手でしょ?てな感じでした。

ビデオ見ます?なんて言われたものですから、正直酔っぱらってもいたので社交辞令的なノリで借りました。

確か第17回と第18回の全日本、第4回と第5回の世界大会、そして松井章圭の40人組手。

しかし何気なくそのビデオを見た途端に何かが体の中で弾けたのです。

この頃活躍していたのは松井、黒澤、増田、緑(呼びつけで失礼します押忍)と言った歴代の選手にくぎ付けになりました。

そして大山総裁。

もう何度も何度も繰り返し見ました、狂ったように。(本もいっぱい買ったし)

学生時代、野球をやり切れなかった私は、心のどこかで後悔というか燃焼しきれてなかったのでしょう。

そのうち強さの憧れから、やってみたいとなり極真空手の門を叩いたのです。

 

そう考えると私は本気でやりたいこと、いや燃えられることが25歳で見つけられていたのです。

来年で空手歴29年目になります。

もう人生の半分以上やってます。

今ではほぼ毎日空手のことは考えてます。(ちと大げさですが・・・・・)

自分でもこんなに続くとは思いもしませんでした。

だから、みなさんにも上から目線で見つけろとは言いません。

無理して見つけることもないでしょう。

でも私と同じように気がついたら続けてたとか、やってたみたいなことはあるのではないでしょうか?

やりたいことが見つからないではなく、意外にすでにやってたみたいな・・・・・・

今は空手以外にも色々やってます。

このブログだって3年目です(笑)

まずはマイペースでいいので続けてます。

自分のためにも。

それが誰かにいい意味で影響を与えられるのだったら、なおのこと嬉しいですけど。

私にとっての空手の意義は年齢を重ねるごとに変わってきてますが。

でも自身が強くなりたいだけは今だぶれずに変わりません。

そう50代にして今だ青春真っ只中です(笑)

 

来年はもっと活動の幅を広げてみたいと思案中です。

 

 

今日は水戸本部の谷口二段と鈴木なつき2級、そして体験者が来てくれました。。

小美玉地区道場
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おぉ!谷口も使えるのか奥義【後ろの百太郎】を。

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平安その1裏。

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さすが上級者の蹴りです。スピードが違う。

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カオルの初道場訓唱和。なんとコウセイが一生懸命にフォロー。

小美玉地区道場

谷口がマスク忘れてただって、今さら(笑)

小美玉地区道場

ナツキとなんか久しぶり~て、私も嬉しいんでしょうね~満面の笑みです。

小美玉地区道場

 

ナツキはお父さん(黒帯)が先輩としてやっていたので、小学生の時に入門した。

小学生途中から見ていたが、やんちゃなイメージが強かった。

でも中学2年生にもなると、さすがお姉ちゃんになった。

いや話をすると、うちの高校生の次男より大人っぽく見える。

男は成長が遅いが、ちとわが息子ながら情けなさを感じた(笑)

学校生活も忙しいせいか道場にもあまり顔を出せないでいた。

そんな話を聞いていたので、遊びに来なとママさんに打診をしたら数日たたずに来てくれた。

ホント久しぶりの再会だ。

娘が帰省したようで、非常に嬉しかった。

 

谷口は私より一回り以上若いが、水戸本部での現役時代からの戦友の一人だ。

先輩の息子さんが空手をやりたいということで体験に連れてきてくれたのだ。

谷口はちょくちょく会っているので特に懐かしさはないが(笑)

谷口は現茨城チャンピオンだ。

さすがにいい動きだ。

やはり上の帯がいてくれるだけでも、稽古も締まるものだ。

技のキレが違う。

少しはみな堪能できたであろうか?

たまには来てもらって刺激を与えてほしい。

 

稽古後ナツキだけだが、一緒に飯を食った。

ケガが多いと噂では聞いていたが、元気に学校生活を送っているみたいで安心した。

帰りも二人で車の中で盛り上がった。

まるで親子?友達?のようだ。

なんだろう?ナツキとは話のテンポが合うようだ。

難しい年ごろなのに、こうしてオヤジと若い娘が話が弾むなんて、私にとってはありがたい限りだ。

部活で剣道をやっているみたいだが、空手のためだと言っていた。

空手を好きでいてくれていることも、無性に嬉しい。

いつか大会を目指すのを期待してやまない。

まっ、そのうち彼氏でも出来て俺も空手も相手にされなくなるだろうが(笑)

そうならないこともちょっと期待する・・・・・・

 

今日は二人とも(体験者の彼も)ありがとう。

また来てください。